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© Hikita Chisato

「台湾で写真展をひらいてみたら」ミヤギチカさんのイラスト展「BERO」が開催されていた

2021.01.17

わたしが展示をしているArtqpie caveは向こうでは「穴場」と呼ばれている。そして、「穴場」から500mほど離れた場所にあるのがArtqpie library、こちらは通称「本冊」。

その「本冊」で、「アルプスごはんのつくり方」写真展と同時期に、やっぱり日本人で長野県松本市を拠点に活動している山鳩舎のミヤギチカさんのイラスト展「BERO」が開催されていた。

ミヤギさんは、もう何度も台湾で展示をされているイラストレーター。場所も台中はもちろん、台北や高雄でも開催されていたため、今回の展示には台中だけでなく、遠くからもたくさんの台湾人のご友人、ミヤギさんのイラストのファンの方々が駆けつけていた。

出版部門もあるArtqpieで作ったばかり、出来立てホヤホヤのzineも販売されていたし、イラストを版にして布バッグにシルクスクリーン印刷を施すワークショップなども行われていた。ウェルカムドリンクと可愛いケーキも用意され、とっても暖かな空間が広がっている。

Artqpieでインターンをしているデザイン学校出身のアイリスちゃんとその友達たちは夜遅くにやってきて、ミヤギさんがライブペインティングした壁の前で楽しそうに寛いでいた。何を言っているのかは分からないけれど、大したことのない話(このお菓子がどうのこうのとかだな、きっと。)でキャッキャと笑い転げているのを見ると、やっぱり女子っていいな、なんて思った。

(初出:幻冬社plus「台湾で写真展をひらいてみたら」:2017)